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アーティスト(Ar)

2020年6月〜2021年1月
日曜日10:00-12:30 ※プレゼンテーションの回は9:30-12:30
アーティストとして自立した活動をするための考え方と表現の展開方法を、ディスカッションとプレゼンテーションをとおして学びます。制作の動機と視点を明らかにし、素材やメディア、形式の選択を経て段階的に表現を作品にしてゆきます。受講資格は特になく、作品制作を行っていれば、どなたでも受講することができます。すべての回は、美術家の森弘治と小澤慶介によって行われます。また一部で、美術家の森田浩彰をゲストに迎えて行います。

スクールお申し込み方法

件名を「スクール申込」とし、コース/クーポン名、住所、氏名、年齢、電話番号をご記入の上、school@artto.jpまでメールをお送りください。受付後、お振込と受講に関するご案内をメールでお知らせいたします。原則として、お申し込み完了後の変更、キャンセルおよび返金は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。

受講方法/受講料はこちらから

作品のプレゼンテーション

2020年6月7日(日)10:00-12:30

受講生がこれまでに制作してきた作品を発表します。制作動機や素材・形式の選び方などを平易な言葉で伝え、共有を図ります。その後、講師やメンバーからのフィードバックを受け、発展の可能性を探ります。

同時代性とリアリティー

2020年6月21日(日)10:00-12:30

初回のプレゼンテーションを経て、受講生の制作が同時代とどのような関わりを持つことができるのかについて考えを深めます。同時代において抱いている違和感や不安、また未来の予測などに向き合い、言語化し、それらを表現する方法について見つめ直します。

リアルを探るWS

2020年7月5日(日)10:00-12:30

東京オリンピックや気候変動、移民・難民、パンデミック、格差社会、少子高齢化など、同時代を表象する事柄を数多く選び出し、再構成することで、受講生の視点から同時代をマッピングします。さらに、どのようにマッピングしたかについて、言語化・物語化を図り、各自の関心と同時代との間にある「リアル」な感覚を捉えます。

表現のタネを見つける

2020年7月19日(日)10:00-12:30

前回のワークショップで捉えた「リアル」な感覚をさらに展開します。「リアル」は日常空間においてどのように現れ出ているのか。それと関係する場所、形、色、サイン、または兆候などを集め、ディスカッションをしながら、「リアル」を紐解きます。またその過程で、その「リアル」を構成している要素について考察し、作品の構想をはじめます。

表現のタネから作品を構想する

2020年8月16日(日)10:00-12:30

「リアル」をどのように表すことができるのかを考えます。その道は、さまざまな選択の連続といってもいいでしょう。形式、素材、大きさ、重さなどの要素を選び取り、組み合わせることで「リアル」は、より説得力のあるものにもなるし、反対に散漫なものにもなってしまうでしょう。受講生の趣味ではなく、作品がどのようなものになろうとしているのかに意識を向けながら、最適な表現方法を探ります。

表現媒体と形式を考える

2020年8月30日(日)10:00-12:30

慣れた手法を前提とするのではなく、さまざまな表現媒体と形式を試しながら、「リアル」の表象を探ります。ディスカッションとフィードバックを重ね、各自が取るべき方向性と課題の解決方法について見極めます。また関連するテーマにおける先行事例なども参照しながら、現代アートやそれに隣接する領域において交わされている議論への接続も試みます。

新作のプレゼンテーション

2020年9月20日(日)9:30-12:30

前半をとおして制作してきた作品を発表します。同時代に対する問題意識とその作品への展開について、思考と形式・素材の選択の関連性やそれを裏づける調査を踏まえ、平易な言葉で第三者に伝えます。到達した表現の強度を図るとともに、フィードバックを得ることによって、更なる展開方法についても検討します。

作品と社会空間の関係を考える

2020年10月4日(日)10:00-12:30

作品の空間と社会の空間の関係から、受講生の作品について考えます。作品そのものが二次元や三次元の空間的なものであると同時に、作品が表象しているのは私的あるいは社会的な空間であり、さらに作品が展示されるのは、美術館や芸術祭、ギャラリーなどの社会的な空間です。それら複数の空間を踏まえながら作品を展開する方法を探りはじめます。

空間とは何かを探るWS

2020年10月18日(日)10:00-12:30

社会の空間を考察するために、町に出てそれを成立させている要素をできるだけ集めます。受講生各自が持ち帰ったそれらを、法律や規範、侵犯、介入などのキーワードをとおして、一つ一つ検討しながら、空間への理解を深めます。またそれらをとおして、同時代の社会の意志にも目を向けます。

歴史と記憶が空間を変容させるとき

2020年11月8日(日)10:00-12:30

作品は、それが展示される場の歴史や記憶をどのように扱うことができるのかについて考えます。美術館や芸術祭だけではなく、ストリートや個人宅まで展示の場はさまざまですが、作品はそれらとどのような関係を取ることができるのでしょうか。作品を展示する空間を自明のものとするのではなく、その力学をうまく使いながら作品の意味内容を引き出す方法を探ります。

同時代性・作品・展示空間を扱う

2020年11月29日(日)10:00-12:30

同時代に対する「リアル」を捉えた表現を作品として成立させるために、具体的な展示空間を思い描きながら作品のよりよい成立条件を探る思考実験です。「リアル」を展開するために、選んだ表現媒体や表現形式、素材、展示空間はどのように組み合わさり、何を表象しようとしているのかを意識しながら、作品の強度を上げてゆきます。

展覧会で作品をよく見せるために

2020年12月13日(日)10:00-12:30

作品を成立させるためのより具体的な展示方法について探ります。最終的に、展示の方法によって作品の良し悪しは決まるといってもいいでしょう。どのような機材を選ぶか、作品の配置はどうするか、鑑賞体験をどう想定するかなど、図面やマケットなどを使いながら、展示のシミュレーションを行うとともに、プレゼンテーションに向けて更なる課題の見極めを行います。

新作のプレゼンテーション

2021年1月10日(日)9:30-12:30

前半、後半をとおして構想・制作した作品について発表します。問題意識と表現の関係性に心を配りながら、平易な言葉で作品が表象する事柄について伝えます。講師や他の受講生からのフィードバックを得て、到達点と今後の課題を見極めます。

アーティストとして自立するために

2021年1月24日(日)10:00-12:30

前回のプレゼンテーションで得た課題を踏まえながら、各受講生が進むべき道について検討します。アーティストは、課題があるから制作するのではなく、自発的に問題意識を持ちながら制作をつづけてゆくもの。その過程で得た課題を解消する方法や更なる段階に向かう心構えなどについて意見を交換します。