アートト

コース > キュレーション・プラクティス(CP)

キュレーション・プラクティス(CP)

レクチャー全10回
2018年6月〜2019年1月
火曜日19:15-21:15
小澤慶介が手がける展覧会の制作過程を共有しながら、テーマの設定、アーティストや作品の選定など、キュレーターにとって必要不可欠な作業やスキル、考え方を学びます。展覧会は、2018年度内に都内のギャラリーで開かれる予定です。

スクールお申し込み方法

件名を「スクール申込」とし、申込種別番号、住所、氏名、年齢、電話番号をご記入の上、school@artto.jpまでメールをお送りください。受付後、お振込と受講に関するご案内をメールでお知らせいたします。原則として、お申し込み完了後の変更、キャンセルおよび返金は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。

受講方法/受講料はこちらから

キュレーションのはじめ方

2018年6月19日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

展覧会づくりにおいて必要とされる考え方や作業について確認します。小澤慶介がキュレーションをした、十和田市現代美術館の「そらいろユートピア」展(2014年)や「春を待ちながら」展(2015年)などをとおして、企画立案やアーティストとの協働、広報、展示設営、関連イベントの実施など、基礎的な事柄とスケジュールの立て方について伝えます。

テーマについて考える

2018年7月10日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

紹介したいアーティストがいる、今考えたい議論や現象がある、人が集まる場を作りたいなど、動機や目的によって展覧会の可能性は広がっていますが、ここではテーマから考えはじめます。自ら関心を寄せていることが、この時代や社会で起こっていることとどのように結ばれるのか、またどのようなアーティストとそれを共有してゆけるのかを、ワークショップをとおして探ってみましょう。

アーティストと仕事をする

2018年7月31日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

アーティストとテーマを共有し、共に走りはじめるための準備体操をします。それは、「アート」とは何かについて考え、メンバーの間で認識を擦り合わせておくことになります。その上で、アーティストを迎えて、展示について議論を深めてゆきましょう。アーティストはどのようなことを「アート」と捉えているのか、またそれをどのように展開したいと考えているのかを知ることで、よりよい展覧会づくりを目指します。

アートと時代の交点をさぐる

2018年9月4日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

アーティストの作品と時代の関係について考察を深めます。アーティストが作品を制作するときに考えていることや調べたこと、出向いた場所、また選択した素材や表現形式を知ることで、作品の同時代的な意味が積み重なってゆくことを知るでしょう。アーティストの考えや作品を深くさぐりながら、今の時代がどのようになっているのか、その輪郭を描き出してみる試みです。

予算の立て方について

2018年9月25日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

展覧会づくりに必要不可欠な予算についてシミュレーションを行います。企画立案や作品制作、展示設営、印刷、広報、記録など、想定される業務を挙げ、規模や表現形式、また会場の造作作業によって変わる予算ですが、ここでは実験的で規模の小さな展覧会から、中規模で複雑な展示仕様を含む展覧会までの予算の立て方について学びます。

プレスリリースを書く

2018年10月16日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

展覧会を一般の人たちに向けて分かりやすく伝えてゆくツール、プレスリリースを作成します。アーティストや会場の担当者との打ち合わせを経てまとめた事柄を、順序立てて紙面にまとめます。ポイントは、特長的なキーワードを盛り込みながらも平易な言葉で語ること。これから作られる展覧会を思い浮かべながら、周知広報の作業を進めてゆきます。

作品解説の書く

2018年11月6日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

作品の見た目だけではなく、それがこの時代の何を語っているのかに心を配りながら、作品解説を書いてみます。素材や表現形式、アーティストの考え、またそれらが照らし出す同時代性を踏まえ、鑑賞者の関心を引くキーワードを盛り込みながら、分かりやすく書くことを心がけます。

展覧会の現場へ

2018年11月27日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

出品する作品をどのように見せるかについて話し合います。会場の特長や広さ、設備を踏まえ、動線や照明の当て方を意識しながら、効果的な展示案を考えます。また事前に想定していた展示案は、現場に入って実際の空間に照らし合わせてみると、変更することがあります。そうした可能性も踏まえながら、いくつかの展示案を検討します。

記録とアーカイブ

2018年12月11日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

展覧会と作品の記録について考えます。同じ展覧会でも、写真をどのように撮り、またどのような言葉をつけるかによって、伝わることは変わってゆきます。それを踏まえて、アーカイブのあり方や記録の方法について話し合い、実践します。

まとめ

2019年1月8日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

企画立案からアーティストとの打ち合わせ、作品に対する理解、展覧会の構成、予算書とスケジュールの作成、展示設営の現場、展覧会の実施、そして記録までの作業を振り返り、展覧会づくりにおけるポイントについて再確認します。また、作った展覧会の同時代的な意義についても再考し、メンバーからのフィードバックを受けながら、よりよい展覧会づくりについて話し合います。