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「人と社会と芸術祭」 5レクチャー

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「大地の芸術祭」という場とその変容

2018年8月25日(土)16:00-18:00

講師: 兼松芽永

2018年の夏に7回目を迎える「 越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」が、アーティストや地元の住民、県外からの来訪者・度重なる災害や出来事・モノ・制度などと関わりながら、どのように変化しつつあるのかを眺めます。舞台となる新潟県十日町市に長年住みながら、文化人類学的な実践をとおして、かたちを結ぶ「大地の芸術祭」の姿を紹介します。

「関係性の美学」から「人工地獄」、その先へ

2018年9月15日(土)13:00-15:00

講師: 兼松芽永

鑑賞者が参加することで成立するアートを巡って展開した議論の20年を振り返りながら、同時代の参加型のアートやアートプロジェクトを捉え直します。1990年代の後半に書かれた「関係性の美学」(ニコラ・ブリオー)や「人工地獄」(クレア・ビショップ)だけではなく、脱人間中心主義の立場から投げかけられる議論などにも触れながら、その展開と可能性について考えます。

芸術祭・予測不可能なこと・評価

2018年9月22日(土)16:00-18:00

講師: 藪前知子

即興やハプニングといった、偶然性を展開して表現することと芸術祭の関係について考えます。それは、アートが生まれる現場をいきいきとしたものにする可能性をさぐることとも言えるでしょう。MOTサテライトや札幌国際芸術祭2017など、市民とともに作り上げてゆくアートの可能性と課題について話し合います。

「アートプロジェクト」の現在地

2018年11月5日(月)19:15-21:15

講師: 兼松芽永

マリリン・ストラザーンやティム・インゴルドなどの文化人類学における芸術をめぐる議論の流れをふまえ、作品やアートプロジェクトの捉え方を見直します。例えば、芸術祭は、アーティストやキュレーターをはじめ、展示空間の管理者、観客、通りすがりの人などさまざまな営みや状況が交わるところに浮かび上がります。東京都現代美術館が清澄白河を舞台に企画運営する「MOTサテライト」と新潟の中山間地で20年に渡って継続する「大地の芸術祭」を比較しながら、さまざまなアクター(要素)が関わりあう複雑で豊かなアートの場を考えます。

芸術祭で、何がなされるべきか?

2018年11月13日(火)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

芸術祭を行う理由について、行政の立場からではなく、現場で制作してゆくアーティストやキュレーターの立場から考えます。芸術祭は、その土地を地政学的に眺めることができるものといってもいいでしょう。なぜ、この時代に、その地域で、芸術祭を行うのか。その時、その土地を巡るどのようなことが明らかになるのか。2013年の「十和田奥入瀬芸術祭」や2016年の「富士の山ビエンナーレ」が明らかにした地域社会のあり方について話し合います。