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わたしの知らない身体

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2つのオリンピックと身体の変容

2020年 7月29日(水)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

もともとアマチュア・スポーツの祭典であったけれども、1980年代半ば以降、新自由主義の競争と商業主義に彩られたグローバルなスペクタクルに変容してきたオリンピック。こうした歴史を踏まえつつ、2つの東京オリンピックの間の50年余りの間に変わってきた人間の身体観とその表れとしてのアートについて考えます。商業主義やテクノロジーの開発によって生身以上のものになってゆく身体に、アートはどう反応するのでしょうか。

アートをとおして考えるLGBTQの歩み

2020年 8月30日(日)14:00 – 16:00

講師: 外山有茉

LGBTQ、またその表れとしてのアートについて、同性愛の概念が生まれたヨーロッパから考えます。19世紀後半、近代国家が成立するとともに差別と排除の対象になった同性愛は、どのようにして、またなぜLGBTQという言葉によって包摂されるようになったのでしょうか。1960年代のデイヴィッド・ホックニーやジェネラル・アイディアをはじめ、1980年代にエイズへの偏見と闘った美術批評家ダグラス・クリンプらによるACT UPの運動、さらに1990年代以降のキャサリン・オピーなどのクイアな表現をとおして、LGBTQという言葉が世界的に響き渡る現代までを眺めます。

身体・声・性が表すもの

2020年11月14日(土)16:00-18:00

講師: 百瀬文

百瀬の映像作品をとおして、コミュニケーションにおいて生じる他者への欲望の問題、またそれを生み出すより大きな構造を探りあてる試みです。考えてみると、人は、「私は〇〇である」と言い切ることができず、絶えず揺れながら、不安定な時期の間にある(と信じている)安定を求めているのかもしれません。百瀬は、そうした人間の姿を、顔の表情や身体、声、性などを組み替えまた露わにしたり消したりすることで、表出させようとしているようです。これまでに手がけた《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》や今年の個展で発表した《I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U》や《Jokanaan》、《Social Dance》などに触れながら、そうした人間とそれを生む社会の輪郭を描き出します。