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わたしの知らない身体

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身体・声・性が表すもの

2020年6月20日(土)13:00-15:00

講師: 百瀬文

百瀬の映像作品をとおして、コミュニケーションにおいて生じる他者への欲望の問題、またそれを生み出すより大きな構造を探りあてる試みです。考えてみると、人は、「私は〇〇である」と言い切ることができず、絶えず揺れながら、不安定な時期の間にある(と信じている)安定を求めているのかもしれません。百瀬は、そうした人間の姿を、顔の表情や身体、声、性などを組み替えまた露わにしたり消したりすることで、表出させようとしているようです。これまでに手がけた《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》や今年の個展で発表した《I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U》や《Jokanaan》、《Social Dance》などに触れながら、そうした人間とそれを生む社会の輪郭を描き出します。

2つのオリンピックと身体の変容

2020年6月24日(水)19:15-21:15

講師: 小澤慶介

もともとアマチュア・スポーツの祭典であったけれども、1980年代半ば以降、新自由主義の競争と商業主義に彩られたグローバルなスペクタクルに変容してきたオリンピック。こうした歴史を踏まえつつ、2つの東京オリンピックの間の50年余りの間に変わってきた人間の身体観とその表れとしてのアートについて考えます。商業主義やテクノロジーの開発によって生身以上のものになってゆく身体に、アートはどう反応するのでしょうか。

アートをとおして考えるLGBTQの歩み

2020年8月30日(日)13:00-15:00

講師: 外山有茉

LGBTQ、またその表れとしてのアートについて、同性愛の概念が生まれたヨーロッパから考えます。19世紀後半、近代国家が成立するとともに差別と排除の対象になった同性愛は、どのようにして、またなぜLGBTQという言葉によって包摂されるようになったのでしょうか。1960年代のデイヴィッド・ホックニーやジェネラル・アイディアをはじめ、1980年代にエイズへの偏見と闘った美術批評家ダグラス・クリンプらによるACT UPの運動、さらに1990年代以降のキャサリン・オピーなどのクイアな表現をとおして、LGBTQという言葉が世界的に響き渡る現代までを眺めます。

他人と関わるメディアとしての身体

2020年9月19日(土)13:00-15:00

講師: 砂連尾理

他者と関わることで、自らの新しい身体感覚に気づいてゆくことについて考えます。例えば、お年寄りや乳児、妊婦、また障害のある方々と共にいるとき、私たちの視線の高さや身体の動き、相手との距離、呼吸はふだんとは変わるでしょう。他者と関わるということは、日常生活において慣れてしまった身体を相対化して新たな可能性へと開くことなのかもしれません。特別老人ホームおけるワークショップがきっかけではじまった「とつとつダンス」や「3.11」の記憶を語り継ぐパフォーマンス「猿とモルターレ」などに触れながら、その可能性を探ります。